Paper

(In Japanese) 4T型画素構造を用いたDCG型CMOSイメージセンサに向けた物体検出精度評価

2024 March

Authors 西出 翔哉, 坂野 綾香*, 大倉 俊介*, 宮内 健**, 森川 有輝**, 大和田 英樹**, 髙栁 功**

映像情報メディア学会 情報センシング研究会

我々の研究グループでは、センシング用途に向けて 4T 型画素を用いた DCG 型高ダイナミックレンジイメージセンサを検討している。しかしこの手法には、高輝度領域で出力信号が非線形になるという欠点があり、物体認識における精度の劣化が懸念される。本検討では、非線形出力信号を擬似的に生成し、複数の手法で現像を行い、YOLOv7 による認識精度を比較した。更に、非線形特性による色再現性への影響を考慮して、提案手法による簡易的な撮像も行い、物体認識への影響も確認した。実験の結果、色を特徴とする対象においても、ヒストグラム平坦化を用いることで、正しく物体認識可能であることが確認できた。